明日の茨城を創造する青少年が社会の一員としての責任と役割を自覚し、心身ともに健やかにしてたくましく成長することは県民すべての願いです。
青少年健全育成県民運動は、こうした願いを実現していくことを使命に発足し、以来40年にわたり、私たち青少年育成茨城県民会議、市町村民会議、青少年団体、青少年育成関係団体は互いに手を携え、県民総参加を目指した青少年健全育成県民運動を推進してまいりました。
今日の青少年をみるとき、多くの青少年は、めまぐるしく変化する社会環境の中にあっても、自己確立と夢の実現を目指して前向きに努力し、明るく伸び伸びと成長しています。
しかし一方では、生きる目的や自己の存在意義を見出せず問題行動に走る青少年や善悪の判断ができず社会のルールを守れない青少年の増加といった極めて憂慮すべき問題が生じています。
「子どもは社会を映す鏡」といわれるとおり、青少年問題は大人社会の反映です。
今まさに、「青少年の健全育成は、親や大人の責任である」ことを、すべての親や大人が自覚し、姿勢を正して、家庭、地域社会における教育力を高め、青少年自らが持つ豊かな可能性を伸ばしていける社会を築いていくことが求められております。
ここに、私たちは、青少年健全育成県民運動の重要性が一層増大していることを深く認識し、家庭、学校、地域社会が一体となった県民総参加の青少年健全育成県民運動を更に前進させるため、次のことを宣言します。
一 |
家庭の親誰もが自らを省み、青少年の生き方の良き手本となるよう「親が変われば、子どもも変わる」運動を積極的に推進します。 |
一 |
地域の大人誰もが青少年の育ちに強い関心をもち、青少年と交流が図られるよう「地域親」の普及運動を積極的に推進します。 |
一 |
地域の大人と青少年がふれあいを深め、青少年を温かく見守り育むことができるよう「あいさつ、声かけ」運動を積極的に推進します。 |
一 |
青少年育成関係機関・団体相互の連携を更に密にし、青少年健全育成運動を推進します。 |
以上、宣言します。
平成20年2月7日 |
青少年健全育成県民運動発足40周年記念 青少年健全育成茨城県推進大会 |
|